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キムリア®の治療を受けられる方とそのご家族へ

監修:
北海道大学病院 血液内科
豊嶋 崇徳 先生
近畿大学医学部 小児科学教室
平松 英文 先生

びまん性大細胞型B細胞リンパ腫(DLBCL)

キムリアの治療対象となるのは、DLBCLと診断され、以下のいずれかに該当し、CD19抗原を標的としたCAR-T療法の治療歴がない、かつ、⾃家造⾎幹細胞移植を受けることができない、または⾃家造⾎幹細胞移植後に再発した患者さんです。

  • 初発の場合は2回以上、再発の場合は再発後に1回以上の化学療法を受けたものの、完全(かんぜん)奏効(そうこう)が得られなかった、または完全奏効が得られたが再発した
  • 濾胞性(ろほうせい)リンパ腫が形質(けいしつ)転換(てんかん)した患者さんで、通算2回以上、形質転換後に1回以上の化学療法を受けたが、形質転換後の化学療法により完全奏効が得られなかった、または完全奏効が得られたが再発した

キムリアの治療を慎重に検討する必要がある患者さん

次のような患者さんは、キムリアによる治療が受けられないことがあります。
該当する方は、主治医とご相談ください。

  • 妊娠中または妊娠している可能性のある患者さん
  • 授乳中の患者さん
  • 感染症を合併している患者さん
  • 高齢者
  • キムリアの成分に対して過敏症を示したことがある患者さん
  • キムリアの投与前の時点で、DLBCLの進行や抗がん剤治療による副作用などにより、健康状態がよくない患者さん

B細胞性急性リンパ芽球性白血病(B-ALL)

キムリアの治療対象となるのは、治療を受けるときに25歳以下で、CD19抗原が陽性であることが確かめられてB-ALLと診断され、以下のいずれかに該当するCD19抗原を標的としたCAR-T療法の治療歴がない患者さんです。

  • 初発の場合、標準的な化学療法を2回以上受けたものの、寛解(かんかい)が得られなかった
  • 再発の場合、化学療法を1回以上受けたものの、寛解が得られなかった
  • 同種造⾎幹細胞移植を受けることができない、または同種造⾎幹細胞移植後に再発した
25歳以下の患者さん

キムリアの治療を慎重に検討する必要がある患者さん

次のような患者さんは、キムリアによる治療が受けられないことがあります。
該当する方は、主治医とご相談ください。

  • 妊娠中または妊娠している可能性のある患者さん
  • 授乳中の患者さん
  • 感染症を合併している患者さん
  • 低出生体重児、新⽣児、乳児
  • キムリアの成分に対して過敏症を示したことがある患者さん
  • キムリアの投与前の時点で、白血病の進行や抗がん剤治療による副作用などにより、健康状態がよくない患者さん

濾胞性リンパ腫(FL)

キムリアの治療対象となるのは、濾胞性リンパ腫と診断され、以下の場合であって、CD19抗原を標的としたCAR-T療法の治療歴がない患者さんです。

  • 初発の場合は全身療法を2回以上、再発の場合は再発後に全身療法を1回以上受けたものの、奏効(そうこう)が得られなかった、または奏効が得られたが再発した

キムリアの治療を慎重に検討する必要がある患者さん

次のような患者さんは、キムリアによる治療が受けられないことがあります。
該当する方は、主治医とご相談ください。

  • 妊娠中または妊娠している可能性のある患者さん
  • 授乳中の患者さん
  • 感染症を合併している患者さん
  • 高齢者
  • キムリアの成分に対して過敏症を示したことがある患者さん
  • キムリアの投与前の時点で、濾胞性リンパ腫の進行や抗がん剤治療による副作用などにより、健康状態がよくない患者さん
掲載されている情報について

本サイトでは、キムリア®の治療を適切に受けていただくための情報を掲載しております。キムリア®の治療を受けるに当たっては医師または薬剤師の指示にしたがってください。