びまん性大細胞型B細胞リンパ腫(DLBCL)
キムリアの治療対象となるのは、DLBCLと診断され、以下のいずれかに該当し、CD19抗原を標的としたCAR-T療法の治療歴がない、かつ、⾃家造⾎幹細胞移植を受けることができない、または⾃家造⾎幹細胞移植後に再発した患者さんです。
- 初発の場合は2回以上、再発の場合は再発後に1回以上の化学療法を受けたものの、完全(かんぜん)奏効(そうこう)が得られなかった、または完全奏効が得られたが再発した
- 濾胞性(ろほうせい)リンパ腫が形質(けいしつ)転換(てんかん)した患者さんで、通算2回以上、形質転換後に1回以上の化学療法を受けたが、形質転換後の化学療法により完全奏効が得られなかった、または完全奏効が得られたが再発した
キムリアの治療を慎重に検討する必要がある患者さん
次のような患者さんは、キムリアによる治療が受けられないことがあります。
該当する方は、主治医とご相談ください。
- 妊娠中または妊娠している可能性のある患者さん
- 授乳中の患者さん
- 感染症を合併している患者さん
- 高齢者
- キムリアの成分に対して過敏症を示したことがある患者さん
- キムリアの投与前の時点で、DLBCLの進行や抗がん剤治療による副作用などにより、健康状態がよくない患者さん
B細胞性急性リンパ芽球性白血病(B-ALL)
キムリアの治療対象となるのは、治療を受けるときに25歳以下で、CD19抗原が陽性であることが確かめられてB-ALLと診断され、以下のいずれかに該当するCD19抗原を標的としたCAR-T療法の治療歴がない患者さんです。
- 初発の場合、標準的な化学療法を2回以上受けたものの、寛解(かんかい)が得られなかった
- 再発の場合、化学療法を1回以上受けたものの、寛解が得られなかった
- 同種造⾎幹細胞移植を受けることができない、または同種造⾎幹細胞移植後に再発した
キムリアの治療を慎重に検討する必要がある患者さん
次のような患者さんは、キムリアによる治療が受けられないことがあります。
該当する方は、主治医とご相談ください。
- 妊娠中または妊娠している可能性のある患者さん
- 授乳中の患者さん
- 感染症を合併している患者さん
- 低出生体重児、新⽣児、乳児
- キムリアの成分に対して過敏症を示したことがある患者さん
- キムリアの投与前の時点で、白血病の進行や抗がん剤治療による副作用などにより、健康状態がよくない患者さん
濾胞性リンパ腫(FL)
キムリアの治療対象となるのは、濾胞性リンパ腫と診断され、以下の場合であって、CD19抗原を標的としたCAR-T療法の治療歴がない患者さんです。
- 初発の場合は全身療法を2回以上、再発の場合は再発後に全身療法を1回以上受けたものの、奏効(そうこう)が得られなかった、または奏効が得られたが再発した
キムリアの治療を慎重に検討する必要がある患者さん
次のような患者さんは、キムリアによる治療が受けられないことがあります。
該当する方は、主治医とご相談ください。
- 妊娠中または妊娠している可能性のある患者さん
- 授乳中の患者さん
- 感染症を合併している患者さん
- 高齢者
- キムリアの成分に対して過敏症を示したことがある患者さん
- キムリアの投与前の時点で、濾胞性リンパ腫の進行や抗がん剤治療による副作用などにより、健康状態がよくない患者さん