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ルタテラ®で治療を受ける患者さんとご家族の方へ

ページ1の注釈

「でも投与後の時期とかぶるんだろうな」

ルタテラ®静注の治療期間は、約6カ月です。各投与後に8週間間隔を空けて、最大4回投与を行います(図1)。本剤で治療を受ける患者さんは、各投与から1週間経過すれば通常の生活ができます。放射線は感染症のように飛沫や接触で感染るものではないため、お花見などのお出かけや、同居されている方以外を交えた会食も可能です。投与スケジュールに関しては、主治医と相談して、一緒にご希望のスケジュールを組み立てていきましょう。

図1 ルタテラ®静注の治療スケジュール

イメージ:ルタテラ®静注の治療スケジュール

※1 副作用があらわれた場合は、様子を見ながら投与間隔を16週間まで延長することができます。

引用:ルタテラによる治療のスケジュール | ルタテラ®で治療を受ける患者さんとご家族の方へ 
https://www.product.gan-kisho.novartis.co.jp/lutathera/about/schedule
(閲覧日:2024.07.24) 

ページ2の注釈

「注意点はあるけど、迷惑をかけるようなことじゃない」

放射線と聞くと怖い印象を受けますが、私たちの日常では放射線はごくありふれたもので、被ばくについて正しく理解することが大切です(図2)。ルタテラ®静注治療では、同居されている方や周りの方への影響が最小限に抑えられるよう、治療後それぞれの期間に応じた注意事項が定められています。これらの注意事項は、国内外で実施されてきた試験結果に基づいて設定されました。正しい知識をもてば、治療中でも自分らしい生活が過ごせます。

図2 身の回りにある放射線

イラスト:身の回りにある放射線

引用:身の回りにある放射線|放射線の基礎知識|放射性物質汚染廃棄物とは|放射性物質汚染廃棄物処理情報サイト|環境省 
https://shiteihaiki.env.go.jp/radiological_contaminated_waste/basic_knowledge/to_be_around.html
(閲覧日:2024.07.24) 

ページ3の注釈

「どんな注意点があるの?」

ルタテラ®静注投与後1週間は、同居されている方や周りの方との距離をあける(図3)など数点の注意事項を守っていれば、会食を我慢したり、会話の際にマスクをつけたりする必要はありません。なぜならば、放射線は手や体の表面から物に付着しないからです。そのため、取り箸や椅子などを分ける必要はありません。記念撮影などで写真を撮る際に、カメラや携帯電話を貸し借りしても大丈夫です。お食事で出たゴミは、自治体のルールに従って捨てること以外に、特別な配慮は必要ありません。

図3 投与後1週間の人との距離

人との距離のイラスト

引用:退院後の注意事項 | ルタテラ®で治療を受ける患者さんとご家族の方へ 
https://www.product.gan-kisho.novartis.co.jp/lutathera/care/discharge
(閲覧日:2024.09.30) 

「今年は人の少ない場所見つけて、短い時間だけでも会いましょうよ」

ルタテラ®静注治療に限らず、外出する際は体調に十分注意し、気になることがあればすぐに医師に相談しましょう。本剤での治療後1 週間経過し、体調に不安がなければ、お花見のようなイベントにお出かけすることもできます。その際には、距離や時間などの制限はなく、普段通りの生活が可能です。

がん治療では、身体のケアと同じくらい精神的なケアも重要です。コミュニケーションを我慢せず、ストレスを抱え込まない生活を意識しましょう

マンガでわかるルタテラと生活