- 併用してはいけないお薬、併用に注意が必要なお薬や飲食物があります。
- 他のお薬を使用している場合や新たに使用する場合は、担当の先生や看護師、薬剤師に必ず相談してください。
併用をしてはいけないお薬
生ワクチン
免疫が抑制された状態で生ワクチン(乾燥弱毒生麻しんワクチン、乾燥弱毒生風しんワクチン、経口生ポリオワクチン、乾燥BCGなど)を接種すると、病原性をあらわし、病気を引き起こすおそれがあるため避けてください。
飲食・摂取を避けるもの
グレープフルーツ、グレープフルーツジュース、セイヨウオトギリソウ(セント・ジョーンズ・ワート)を含む食品
アフィニトールの効果に影響を及ぼすことがあるため、飲食・摂取は避さけてください。
併用に注意が必要なお薬
抗てんかん薬
てんかん発作をおさえるお薬とアフィニトールを一緒に服用すると、アフィニトールの作用が弱まる可能性があります。
抗てんかん薬の例
- フェノバルビタール
- フェニトイン
- カルバマゼピン など
不活化ワクチン(不活化インフルエンザワクチン等)
アフィニトールの免疫抑制作用によってワクチンの効果が得られないおそれがあります。
Q. 予防接種はどうしたらよいですか?
アフィニトールには免疫抑制作用があります。予防接種を受ける場合には、担当医または薬剤師に必ず相談してください。
生ワクチンの場合、免疫が抑制された状態で接種すると、病原性を発揮してしまい、病気を引き起こすおそれがありますので避けてください。
定期接種の生ワクチンの例
- MR(麻しん・風しん混合)
- 麻しんワクチン
- 風しんワクチン
- 乾燥BCG など
不活化ワクチン(インフルエンザワクチンなど)の場合、ワクチンの効果が得られない場合があります。
不活化ワクチンの例
- MR(麻しん・風しん混合)
- 麻しんワクチン
- 風しんワクチン
- 乾燥BCG など
- Hibワクチン
- B型肝炎ワクチン
- 4種混合(DPT-IPV)/2種混合(DT)ワクチン
- 日本脳炎ワクチン
- HPV(ヒトパピローマウイルス)ワクチン
- インフルエンザワクチン など
小児の予防接種スケジュールについては、厚生労働省ホームページ( https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000535420.pdf )をご参照ください。
Q. ほかの診療科にかかったり、薬局で市販のお薬を買うときは?
一緒に服用するお薬によってアフィニトールの効果が強まったり、逆に弱まったりする場合がありますので、他のお薬との飲み合わせには注意が必要です。ほかの科にかかったり、薬局で市販のお薬を買うときには、医師や薬剤師に結節性硬化症(けっせつせいこうかしょう)でアフィニトールを飲んでいることを必ず伝えてください。