1.口内炎ケアのポイント
口の中を清潔に保つ
口内炎があるときも歯みがきをていねいにおこない、口の中を清潔に保ちましょう。
口内炎がある部位に歯ブラシが当たらないようにしましょう。
歯みがき剤は、メントールやアルコールが含まれていない低刺激性のものを選びましょう。
歯みがきのポイントは下記を参照してください。
口の中のしめりを保つ
医師が処方したうがい薬や食塩水を薄めて、こまめにうがいをしましょう。
口の中をしめった状態に保つことで、口内炎の症状の軽減が期待できます。
また、市販の口腔保湿剤を用い、しめった状態を長く保つようにするのもよいでしょう。
2.歯みがきのポイント
本人に合わせた歯ブラシをやさしく当てて、細かく動かすことがポイントです。
安定した楽な姿勢を心がけましょう。
座って正面から
- 壁を背にすることで、姿勢が安定します。
- 目線の高さが同じになる姿勢でおこなうと腰や首に負担がかかりにくくなります。
寝かせみがき
- リラックスさせるにはひざ枕がおすすめです。
- あごを下げるとむせにくくなります。
本人がみがく場合
- 洗面台の脇に貼って、確認しながらみがかせてみましょう。
- はじめは隣で介助したり、声をかけたりしながら、やってみましょう。
- 最後はみがき残しになりやすい場所に注意して、仕上げみがきをしてあげましょう。
①歯ブラシに歯みがき粉を少しだけつけましょう。
②右下の奥歯から左下の奥歯に向かってみがきましょう。
③右上の奥歯から左上の奥歯に向かってみがきましょう。
④口の中を水でゆすぎましょう。
⑤お父さんやお母さんにチェックしてもらいましょう。
最後はみがき残しになりやすい場所に注意して、仕上げみがきをしてあげましょう
3.食事の工夫
食べ物や食べかたなど食事を工夫することで痛みをやわらげることができます。
- 炎症部位への刺激を少なくするため、熱いものは避け人肌程度に冷ましてから食べましょう。
- 塩分や酸味、香辛料など刺激の強い食べ物は控えましょう。
刺激の少ない食べ物
おかゆ
プリン
バナナ
牛乳
など
刺激の強い食べ物
カレーライス
キムチ
酸味の強い果物
など
- 食べやすいようによく煮込んだり、とろみをつけたり、裏ごしをしたりしましょう。
- 痛みが強い場合には、バランス栄養飲料(濃厚流動食)や栄養補助食品などを利用しましょう。
口内炎のときのレシピはこちらが参考になります。