これらの症状があらわれたらすぐに担当医や看護師、薬剤師に相談してください。
小児患者さんは痛いことをうまく伝えられないこともあるため、アフィニトールの服用が始まったら、毎日1回、ペンライトで口の中の状態を観察するようにしましょう。
観察のポイントは下記を参照してください。
口内炎について
- 口の中が荒れて、痛みや出血、食べ物が飲み込みにくくなることがあります。
- アフィニトールを服用した結節性硬化症(けっせつせいこうかしょう)の患者さんでは62.1%のかたにみられました(頻度は添付文書を参照しています)。
- 口内炎の症状が重くなると、痛みが強く、食事がとれなくなったり、口内炎の傷口から細菌やウイルスが入り感染しやすくなったりするなど、アフィニトールの服用継続に悪影響を及ぼします。
- 口内炎の予防や、症状の悪化を防ぐために、口の中を清潔に保つセルフケアが重要となります。
- 栄養を十分にとることが大切ですので、口内炎ができたときは、食事を工夫してみましょう。
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口内炎の観察のポイント
- 観察するときは、お互いに楽な姿勢で行いましょう
- 口を開けっ放しにしないようにしましょう。
- 口内炎の起こりやすい唇の裏側、ほほの粘膜、舌の周囲(側面)の粘膜を注意して観察してください。
ここに注意して観察してみましょう
- 歯や口の中の色に変化はありませんか?
- ぐらぐらしている歯はありませんか?
- 歯ぐきは腫れていませんか?
- 口臭は気になりませんか?
- いつもよりも歯みがきや口を開けることをいやがっていませんか?
本人にも確認してみましょう
- 食事や歯みがきのときに痛いところはありませんか?
- うがいをしているときに、しみるところはありませんか?
- 口の中で気持ち悪いところはありませんか?