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結節性硬化症でアフィニトール®を服用される患者さんとご家族のかたへ

アフィニトールは、mTOR(エムトール)阻害薬と呼ばれる「分子標的薬(ぶんしひょうてきやく)」です。
体の中には、細胞が増えるためのアクセルとそれを防ぐブレーキの2つのはたらきがあります。

結節性硬化症(けっせつせいこうかしょう)では、ブレーキの設計図が壊れていて「mTOR」というアクセルがはたらきすぎるので、アクセルとブレーキのバランスが崩れて過誤腫(かごしゅ:しこり)の増殖が進みます。そのためアフィニトールというお薬を飲んで、過誤腫の増殖にブレーキをかけるのです。

アフィニトールのはたらき

結節性硬化症
(主にTSC1/TSC2という遺伝子の異常が原因)

血管や細胞の増殖や成長などを調整する「mTOR」というタンパク質のはたらきが活発になりすぎる

過剰に血管ができる、細胞が増える

結節性硬化症のさまざまな症状

脳の症状 頭痛、吐き気、意識障害、てんかん、発達の遅れ、精神的な不安
など
腎臓の症状 わき腹の痛み、尿に血がまじる、高血圧
など
肺の症状 息苦しい、息が大きく吸えない、気胸
など
皮膚の症状 白いあざ、ほほや下あごにできる赤みをおびたにきびのようなぼつぼつ、手足の爪の周囲のできもの
など
アフィニトールのはたらき イメージ図

アフィニトールは、活発になりすぎたmTORにブレーキをかけます。