アフィニトールは結節性硬化症(けっせつせいこうかしょう)の患者さんの治療に使われます。
結節性硬化症では、脳、腎臓、肺、心臓など体のさまざまなところに過誤腫(かごしゅ:しこり)ができたり、てんかんや自閉症などいろいろな症状が起こります(病気については、「結節性硬化症のひろば」へ(https://gan-kisho.novartis.co.jp/tsc-info)。
Q. アフィニトールって、がんの治療薬?
アフィニトールは、腎細胞がん、乳がん、神経内分泌腫瘍といった病気にも使われます。アフィニトールは、がんの治療で使われるお薬(抗悪性腫瘍剤)に分類されますが、従来の殺細胞作用を有する抗がん剤とは効き方が異なり、分子標的薬(ぶんしひょうてきやく)と呼ばれます。
Q. がんの分子標的薬(ぶんしひょうてきやく)とは?
がんの分子標的薬は、がん細胞の増殖、がん細胞に栄養を与える血管の形成、がんを攻撃する免疫などにかかわるタンパク質を標的として攻撃します。