粘膜より下の層(筋層、粘膜下層など)にできた腫瘍のうち、KIT蛋白を持っている場合をGIST(消化管間質腫瘍)と診断します。臨床的には、まず内視鏡検査や消化管造影検査(バリウム検査)などで画像の検査を実施し、必要に応じてCTやMRI検査を追加します。このように、消化管の中や外を見て、腫瘍のできている場所や周囲への進展状況を確認します。次に腫瘍部分の組織を検査して、KIT蛋白の存在が確認できれば、「GIST」という診断になります。