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グリベック®を服用されるGIST(消化管間質腫瘍)患者さんへ

監修:
村田裕子
(管理栄養士・料理研究家)

 外食時の注意点としては、塩分、脂分が多く、食品添加物の含まれている可能性の強い中華や洋食はあまりおすすめできません。中華、洋食系は塩分が多いので、むくみにも影響しますし、脂分は消化も妨げるので、できれば避けてください。
 どうしても外食をしなければならないときは、吐き気があってもつるつるとのどに入るメニューもあるし、自分で塩分も調節しやすい点からみても、おそば屋さん、あるいはうどん屋さんを利用するのがよいのではないかと思われます。特にそばには、ポリフェノールの一種、ルチンという栄養素が含まれ、血管壁を強化したり、高血圧予防の効果があります。そばの実の中心部を使っている更科系の白い蕎麦よりも、黒っぽい田舎蕎麦の方にルチンも食物繊維も多く含まれています。
 メニューを選ぶときは、かけではなく、ざるやもりなど、麺とつけだれが別になっているものを選んでください。香りのよいのりや、わさび、ねぎをきかせたり、大根おろしのついたおろしそば、長芋のすりおろしのついたとろろそばを選び、つけだれの量を加減しながら食べてください。また、ルチンは水溶性の成分なので、そばをゆでたときに湯に溶け出ています。つけだれは蕎麦湯でのばして食べると、塩分も控えられ、ルチンも摂取することができます。
 かけにしても、もりにしても、だしやつけだれには塩分が多く含まれているので、ひとくち口をつける程度にとどめ、すべて飲みきらないように注意してください。

そばのイメージ

 常に塩分調整は自分の目で、自分の手で確認してみてわかるもの。外食は、時間がないなどのいざというときの手段。減塩生活は安心できる素材と調味料を使った手づくりの料理がいちばんです。

減塩料理のイメージ